管球出力式D/Aコンバーター

                  DA−5000WS           ¥262,500(税込)

  DA−5000W はウッドケースと真空管出力を特長としたD/Aコンバーターで基本的には「豊かな音楽性」で好評を博してきましたが、ハード的には真空管の熱により天板が剥がれる等、想定外のトラブルや真空管の特性&音質のばらつきに悩まされてきました。
  このため現在では信頼性が高く究極の分解能を実現した5000W EXを主力製品として売り出してきましたが、管球出力式の5000Wの製造を望む声はいまだに強く、この声に答えるかたちで製造を再開することに致しました。
  但し、トラブルを抱えた製品をそのまま販売するのはメーカーの責任上問題ですので、以下のように熱対策を講じたニューバージョンとして、再発売することに致しました。

  DA−5000Wでは2本の小型真空管(5687)しか使用していませんので、当初は「簡単な放熱で充分」と踏んでいましたが、少し見通しが甘かったようです。
5687は一般的なプリアンプに使われる12AX7等と違い、高帯域(高速)、低出力インピーダンスが特徴ですが消費電力が3倍近いという欠点があります。これに比例してヒータートランスからの発熱もかなりのものがあります。
  また本D/Aは木ケースの音の良さを活かしたデザインですが、当然ながら木は金属板と違い放熱が悪いため底板とリアパネルの換気口だけでは充分でなく天板(合板)が反って剥がれ出す等のトラブルがかなり頻繁に発生致しました。また球の寿命にも悪影響がみられました。
  このため、5000WSでは球の直ぐ上下部分に換気口を開ける等の対策をとることで熱のこもりを半分以下に抑えることに成功し、安心してお客様にご利用いただけるようになりました。(更に「長期間安心プラス」のワンセット・スペア球付きです!)

  繰り返しますが、管球出力の特長は「必要充分な解像力と音楽性の豊かさ」にあり、これが大多数のお客様の声で今回の企画につながりました。また木ケース内面のシールド処理や各使用部品もグレードアップし「音楽の表現力」に更に磨きがかかりました。